夢の融合、再び。ドゥカティ×ランボルギーニが生んだ究極のスーパーバイク「Panigale V4 Lamborghini」登場

夢の融合、再び。ドゥカティ×ランボルギーニが生んだ究極のスーパーバイク「Panigale V4 Lamborghini」登場

イタリアが世界に誇る2大ブランド、ドゥカティランボルギーニ。それぞれがハイパフォーマンスバイクとスーパーカーの頂点を極め、同じアウディグループ傘下で50km圏内という「モーター・バレー」に本拠地を構える両者が、ふたたび手を取り合いました。

これまでに「Ducati Streetfighter V4 Lamborghini」や「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」といったコラボモデルをリリースし、いずれも即日完売という反響を呼んできた両ブランドが、ついにスーパーバイクの頂点である「Panigale V4 S」をベースにした究極の限定モデルを発表しました。

ランボルギーニ「Revuelto」をインスパイア

今回のモデルは、ランボルギーニが2024年に発表した新型ハイブリッドスーパーカー「Revuelto(レヴエルト)」からインスピレーションを受けて開発されました。Revueltoは6.5リッターV12エンジン(825hp)と、3基の電動モーター(合計190hp)を組み合わせた合計1,015hpのハイパワーを誇り、0-100km/h加速2.5秒、最高速度350km/h超を実現するモンスターカーです。

その圧倒的な存在感と空力性能が、2026年モデル「Ducati Panigale V4 Lamborghini」にも色濃く反映されています。

限定630台、唯一無二のスーパーバイク

Panigale V4 Lamborghiniは世界限定630台のみの生産となり、さらにランボルギーニのオーナー専用に用意された「Speciale Clienti」バージョン(限定63台)も存在します。価格は以下の通りです。

  • 標準モデル:約12,000,000円(78,400USドル)
  • Speciale Clienti:約17,000,000円(110,400USドル)

圧倒的な軽量&高性能

この特別なPanigale V4は、カーボンファイバー製パーツをふんだんに使用し、車体重量は約185kg(408lbs)にまで軽量化されています。 カーボン素材が使われている部位は以下の通りです:

  • カウル全体
  • フロント/リアマッドガード
  • チェーンガード
  • ヒールガード
  • フォークカバー
  • マフラーシールド
  • オルタネーターカバー
  • ライセンスプレートホルダー
  • スプロケットカバー
  • 燃料タンクカバー
  • 計器類マウント
  • フロントブレーキ冷却用エアダクト

Akrapovič製チタンエキゾーストも搭載されており、これが軽量化とパフォーマンス向上の大きな要因となっています。

最高出力218.5馬力のDesmosedici Stradaleエンジン

エンジンには1,103ccのDesmosedici Stradale V4を搭載し、最大出力は約218.5hp最高回転数13,500rpmに達し、最大トルクは約122Nm(90 lb.-ft.)/11,250rpmという驚異的なスペックを誇ります。

先進のシャシーとサスペンション

フレームやサスペンションには現行Panigale V4 Sの技術を踏襲し、以下のような装備が搭載されています:

  • Öhlins NPX-30電子制御フロントフォーク
  • Öhlins TTX 36ショックアブソーバー
  • Öhlins Smart EC 3.0コントロールシステム
  • ビレット削り出しのトリプルクランプとレバー類
  • 専用シリアルナンバー刻印入り

専用デザインとカラーリング

外観デザインはドゥカティとランボルギーニのデザインチームが共同で手掛け、Revueltoの意匠を随所に取り入れています。 カラーリングは鮮やかなグリーンとブラックの専用塗装。シートにはランボルギーニのインテリア素材と同じものが使用されており、細部まで徹底的にこだわられています。

納車は2025年9月より開始

Panigale V4 Lamborghiniの納車は2025年9月より順次開始される予定です。入手できるチャンスは極めて限られており、バイクファンやスーパーカー愛好家にとって、まさに“夢の一台”となること間違いありません。

まとめ

イタリアが誇る2つのブランドが再びタッグを組み、機能美と究極の走行性能を兼ね備えた「Ducati Panigale V4 Lamborghini」が誕生しました。数量限定、圧倒的パワー、美しいデザイン、そして軽量ボディ。バイク史に残るこのモデルを、ぜひ記憶にとどめておきましょう。

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